DON'CRY -ドンクライ-

アニメやマンガ、ゲームに小説、音楽など、「作品」によって孤独から救われて生きている人のためのメディア

DON'CRY編集長を引き継ぎます

『DON'CRY』2代目編集長の餅男と申します。

いきなりの自分語りで恐縮ですが、『DON'CRY』というメディアを初めてクリックした日、僕は正真正銘のニートでした。

社会人として働きはじめ、そこで大きくつまずき、ほとんど逃げるように辞め、そのまま半年以上社会との繋がりを持たないまま虚無な時間のなかに留まり続けていました。

そんな時、励まさずただ自分の傍にいてくれたのが、アニメや漫画のような大好きなカルチャーと、『DON'CRY』でした。

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第二回イベントの二次会

餅男というアカウント名のまま参加したイベントで、お酒の力を頼り、もうどうにでもなれと自分の好きなコンテンツの魅力をただただ吐き出すように語った時、「それめっちゃ分かるな~!」と言ってもらえた。自分の好きなもの通じて受け入れてもらえた。

あの場には、ニートだとか社会人だとかそういうクソみたいな線引きのない「コンテンツを通じた共感」が溢れていて、うずくまって動けなかった自分にとって何よりも幸福な場所でした。

そんな『DON'CRY』で記事を書かせてもらって、編集部にも入ることができて、クラウドファンディングのプロジェクトにも参加することができた。

多分、僕以上に『DON'CRY』から多くのものを貰った人間はこの世にいないでしょう。

だからこそ、メディアを閉じるという話を聞き、実際の終わりの場にも立ち会い、次のメディアをどうしていこうか?と話し合っている時も、心からそれをうまく受け入れることができなかった。

新しいメディアで新しい何かやろうとした時、きっと僕の口からは『DON'CRY』で自分がやりたかったことばかりが出てきてしまう。それじゃ多分意味がありません。

 

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大編集会議の様子

僕は、自分の手で絶望した人を救いたいだとか、そんな立派なことを考えているわけではありません。

ただ「記事という形で好きなモノを世に向かって叫ぶ機会」「好きなモノで通じる場」を作りたい。「大編集会議」のような体験を何度だって味わいたいし、味わってもらいたい。

それだけです。ほとんど自分たちのため。

 

腹を括ってリスタートすることを決めた時、編集長を引き継ぐことに不安はありませんでした。

能力や知名度とかそういうことよりも、『DON'CRY』を一番愛しているのが誰かと考えた時に、自分以上の人はいないだろうと確信したからです。

 

編集長を引き継ぐ際にTwitterのアカウントを作り直して『餅男』ではなく本名を名乗ろうと思ったのですが、このアカウントがあったからこそ『DON'CRY』と出会えたし、そう呼んでくれる仲間を作ることができたので、あえて『餅男』のままスタートしてみようと思います(もしかしたらこの考えを改める日がくるかもしれませんが)。

 

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そんなわけで、色々あったけど、『DON'CRY』再始動です。

みなさま、これからよろしくお願いします。

 

書いた人:餅男(DON'CRY2代目編集長)