みなさん、アニメ『ゆるキャン△』はご覧になりましたか?
漫画でも、もちろん大丈夫です。どちらも最高。どちらも至高。
女子たちがワイワイキャッキャゆるゆるキャンプをする世界にトリップできれば最高。最高の作品です。
※ここからはみなさんが「ゆるキャン△」に触れたことがあることを前提に進めていくので、作品についての説明などは特に入れません。
さてみなさん、あの作品に触れていて……
キャンプしたい
って、なりませんでしたか?
キャンプしたことある人もない人も、あれだけ初心者にもやさしく丁寧にワクワクするように描かれたら、キャンプしたくなっちゃいませんか……?
私はというと、「キャンプというものをしてみたい」とは常々思っていたのですが、
揃えなきゃいけないものも多いし、お金かかりそうだし、そもそもテント泊ってかなりしんどいのでは……?
とかぐるぐる考えて、結局できないままでした。
しかし、なにやら「ゆるキャン△」の世界を体験できるうえに、必要な道具は全部用意されているプランがあるらしい……。
そう聞いて、勇気を出してとあるキャンプ場へ行ってきました!
ちゃんと再現度高くて最高
場所はPICA富士西湖。こちらのキャンプ場では、「ゆるキャン△in PICA富士西湖」と題し、「ゆるキャン△体験宿泊プラン」というコラボプランを来年2019年の3月31日まで実施中なのです。
(「西湖はゆるキャン△に出てこなくない?」みたいな話はやめようね!)
プランの詳細は公式サイトを見てもらえばわかると思うので、もうここからは、何がどう最高だったかだけまとめたいと思います。
まずテントが、リンちゃんが作中で使っているmon-bell(モンベル)のムーンライト!
で、これが貸してもらえるテント。そのまんまじゃーん!
スタートからテンション上がります!
※リンちゃんのは2〜3人用。プランで貸してもらえるのは1〜2人用なので注意!
湖の近くでのんびり過ごすのが最高
これはもう普通にキャンプ場の良さなんですが、キャンプサイトからすぐに西湖へ出られるのが最高。
高くそびえる山々、静かで穏やかな湖……。物音といえば、鳥たちの鳴き声と彼らが湖面を叩く音くらい……。
ひとり静かで雄大な自然に包まれていると、都会で人の目を気にしていた自分がバカらしくなってきます。
自然はこんなに雄大なのに、自分はいつもちっぽけなことでくよくよしてたな、って……。
ここで各々の時間をのんびりと過ごせるわけです。
都会にいたら意識しないと心なんて落ち着かないのに、もうこの湖畔は、来ただけですっと心が穏やかになる……。
そう、まだテント張って湖畔に来ただけ。なのに、昼の時点で大満足でした。
大人にとってもこんなにいいものを、女子高生で味わっているなんて、リンちゃんと野クラのみんなはほんとに贅沢だな!!
なでしこ特製坦々餃子鍋の再現度が最高
第3話で出てくる、なでしこ特製坦々餃子鍋。これを再現するための具材とレシピを用意してくれます。
そしてできあがった鍋がこちら……
ほら! これ! もうあれじゃん!! なでしこの作ったやつじゃん!!!!
いや、ちょっとミスもしたんですが、それでもすごい。
ちゃんとこれだけのものを用意してくれます。最高。そしてめちゃおいしいんですよ……。
煮込んだ水餃子が少しトロっとして、口当たりよくてたまらない。食欲をそそる甘辛い坦々鍋スープが餃子の具と混ざり合って、箸がどんどん進んじゃいます。
特にこれからの秋冬シーズン、最高だろうな……。
焚き火がびっくりするほどハチャメチャに最高
もちろん作品に倣ってマツボックリを集め、焚き火もやりましたよ。
焚き火したことない人は「は? 焚き火?」って思うかもしれないですし、まあ私も思ってたわけなんですけど、焚き火最高なんですよ焚き火。
見てるだけで心が穏やかになって、火見てるだけで平気で1時間くらい経ってる。
まずこちら。日が落ちてきて、焚き火をしたばかりの様子。
いやちょっと、この時点で最高じゃないですか、この薄ぼんやりしてきた中で燃えるやさしい炎……どうですか?
そしてこちらが完全に日が落ちてから。これもいいんですよ。
このキャンプは5月に行ってきたのですが、夜はまだまだ寒くて、この焚き火でずいぶん暖をとりました。
ふたりして必死に焚き火をいい感じに撮ろうとスマホを向けている様子ですが、だんだんスマホを下げて、火をひたすら見つめるフェーズに入ります。
こうやって、内側でふつふつする炎も……
燃え上がる様子も最高……。
焚き火セットも、もちろんプランについてきます!(薪は別売り。火の付け方や薪の種類はスタッフの人が教えてくれます)
焚き火が深い話もさせてくれる
そのあとようやく、飲みながら話す時間に。焚き火を囲んでお酒飲むの最高に心穏やかになります。
ほんとに。大げさじゃなくてほんとに心スッ……ってなるから。
普段って、「こんなこと話したら嫌がられるんじゃないか」とか思うじゃないですか。
聞く側も聞く側でつい返しがトゲトゲしくなることとかもあると思うんですよ。
都会で生きてるとね、いや、都会でなくても社会生活を送っていると、そうなることは多いと思うんです。
でも焚き火の前ではみな平等。心穏やか。くだらないことを言い合う中で、自然と深い話もできちゃう。
それを変に気にして重く話してしまうのではなく、くだらないことと同じくらいのテンションで自然と……。
だから、話す側も聞く側も気負わなくていいんです。おそるべし焚き火効果……。
キャンプは朝が最高
キャンプ場に着いて湖畔でのんびりするのも、夜に焚き火をするのも楽しい。
ですが、朝露が降りる澄んだ空気の中で食べる朝ごはんも、とにかく最高!
こんな感じの朝食セットを用意してくれます。スキレットで焼くよ!
たまごも焼くよ!
それらがこうなってこうじゃ。
パンもついてきますよ〜。
※ちなみにこのパンはこのあとトンビにさらわれていきました。みんな、トンビとネコとカラスに注意してね!
初心者でもゆるキャンできた!
今回実は初キャンプだったのですが、持ち物は着替えとお風呂セットだけ(なんとキャンプ場内に大浴場あるよ!)
なのに、本当にたっぷり楽しめました! 満足度200パーセント!
フロントには広い売店があって、お風呂セットや洗剤、お土産まで売られています。
だから、もし何か忘れてしまっても借りたり買ったりできるので安心です。
キャンプエリアには電源もあるので、ほんと安心。
正直、想像してたよりずっとずっと楽しくて、そして、想像してたよりずっとずっとゆるキャン△でした。
「ああ、リンちゃんやなでしこたちはこんな気持ちになってたんだな……」と、より一層の感情移入と、あの世界に入り込んだような錯覚すらしました。
ゆるキャン△しながらアニメ『ゆるキャン△』を視聴する準備もして行ったのですが、焚き火に夢中になり、結局実行には至らず。
それくらい最高にゆるキャン△だったのです。しかも、PICA富士西湖が都心から車で1時間半〜2時間ほどの好アクセス。
とにかくめっちゃ便利なキャンプ場なので、私のような初心者キャンパーにもオススメです。
ぜひみなさんも『ゆるキャン△』の世界、ご堪能くださいね〜!!
書いた人:あこ(@aco220)
写真:飯本貴子(@tako_i)※鍋の写真を除く