DON'CRY -ドンクライ-

アニメやマンガ、ゲームに小説、音楽など、「作品」によって孤独から救われて生きている人のためのメディア

『結界師』に学ぶ、人の目を気にしない3つの秘訣

嫌なことがあったときって、「その時」よりも、「そのあと」が辛い。ごちゃごちゃウジウジ考えてしまうから。
先輩とか同僚に言わなくてもいいこと言っちゃって、あとで「ぬあぁぁぁぁぁぁ!!!」ってなる。
せっかくの休日も、「自己嫌悪に忙しくて休まらねえ…」ってこともしばしば。

でも、そんなときに全てのモヤモヤを吹っ飛ばす必殺技を教えてくれるマンガがある。
その名は『結界師』。この漫画に出てくる『絶界』っていう術がべらぼうにクール。

f:id:don_cry:20170806142520j:plain

(出典:amazon / ©小学館

 

モヤモヤもイライラも全て拒絶

この漫画の主人公の兄貴、墨村正守。彼が使う自身最強の術が『絶界』だ。

f:id:don_cry:20170806142549j:plain

黒い球体『絶界』が彼を包み込み、これに触れる者は全て消滅する。

まさに、自分以外を全て拒絶する技。
なんて素晴らしい能力だろう…。僕は中学生の頃に初めて見て一瞬で魅了された。
なんたって、自分以外の存在は絶対に入ってこれない世界を創り出しちゃうんだからね。
物理的なものだけじゃなくて、精神的に嫌なことだって、全部排除できるじゃないか。

人の視線とか評価とか、外からくる自分への攻撃を全部消し去れる。

ブレインOFF! 思考停止。僕しかいない。だから誰も僕を否定できないし、僕もお前らに干渉しない。以上! おしまい。最高かよ。

 

負の感情を爆発させる

しかもこの技、恨みとか憎しみみたいな、負の感情を増幅させることで発動する。

な、なんてネガティブな技なんだ…!
とても少年誌の正義の味方が使う技とは思えない(だがそれがいい)。

世の中、「自分らしく~」とか、アホみたいにj-popで歌われとるが、そんな簡単にできたら苦労せんわ!

でも、絶界のようにネガティブな感情を爆発させることなら僕にもできそうじゃないか。
そうやって、結界師にハマってからは、絶界の練習に明け暮れた。

結局、物理的に絶界を発動させることは残念ながらついぞ叶わなかったが、精神的な絶界はどうにか使えるようになった。これはいまだに僕の財産だ。嫌なことがあったらすぐに使っている。

ということで今回は、みんなに絶界使いになるための方法を紹介したい。

 

3ステップだけ☆絶界使いへの道

その1 今夜はキミもオーランド☆大作戦!

まず危険なのは夜だ。夜は人にゴニョゴニョ考えさせすぎる。倉橋ヨエコの『夜な夜な夜な』とか聴いちゃって死にたくなる。

でも、そんな時は布団にくるまれ。
そいつがまずは君の仮の絶界だ。

そんで次はオーランド=ブルームになりきれ。

お前を苦しめているどんなやつだって、オーランドの前ではサナダムシ以下だ。ビルゲイツでもいい。

例えばこうなる。

バイト先の先輩「お前、何でそんなのもできないの? 前にも言わなかったけ?え?」
僕(オーランド)「劣等種は土に還れ。」

飲み会女子「男ってバカで単純wチョロ過ぎww」
僕(オーランド)「醜悪。顔かたちや心・行いがみにくくて、きわめて不快な君たちには、この言葉を送ろう。」

そう、オーランドの前にあっては全てが有象無象に過ぎないのである。

 

その2 「面倒くさい」ビーム☆

さて、次は外で嫌なことがあったときにも、すぐに対応できるようにしよう。

飲み会でノリについていけずに取り残された…。
なんか知らんがみんなが呼ばれている集まりに呼ばれなかった…。

そんな時は、一人になって絶界だ!

さぁ、スマホにひたすら「面倒くさい」って打込め。

f:id:don_cry:20170806143225j:plain

(筆者のメモアプリの画面。26万890字に達したところでアプリが落ちた)
何回か入力したら予測変換で「面倒くさい」が出てくる。そしたら、ヤツをひたすら連打だ! もうそれしか考えるな。連打に没頭するのだ。文字数カウントがあるやつだと、ヘイトが蓄積されてる感がわかってなお良い。無心で連打するうちに、いつしか絶界が形成されているはずだ。

最初はトイレとか誰も見ていないところでやってもいいが、上達してきたら是非人前でもやってみよう!

 

その3 あら捜しでGO☆

いよいよ最終段階だ。
最後は、人が話しているときに絶界を発動させる。こいつは本当に諸刃の剣だ…。僕も数えるほどしか使ったことがない。そんな秘技を伝授しよう。

ズバリ、話している相手のクソなところを全力で探せ。なかったらつくれ!
「脇からゲロ以下の臭いがしそう」でも何でもいい。

「服がダサい」
「足が短い」
「マザコン臭い」
「パスタを啜るな」
「家の壁紙が黄ばんでる」
などなど。

そうしている内に、相手が喋るヘドロに見えてくるはずだ。
「うわっ、なんか喋ってんなー…。きったねーなー……。」くらいにしか思えなくなったら絶界成功! 三宅(筆者)にあらずんば人にあらず。もう何も怖くない。

 

目指せ、絶界マスター!

いかがだろうか。負のオーラを内に秘めている者ならば、意外と簡単にできてしまうと思う。
この3ステップを使いこなせれば、どんな辛い仕打ちにも動じない精神力が手に入る。

さあ、ともに有意義な絶界ライフを楽しもう!

(文:三宅 編集:ノダショー)