4月4日、渋谷。夏を感じる熱気にジリジリ焼かれながら歩くと…
なんと長蛇の列ッ! こ、この列は一体...!? 早速その先へ行ってみよう!
「おい、待てよ」
え?
「お前に言ってんだよ。なに俺を素通りしてんだ?」
え、だ、だれですか、あなた…(なんでクソ暑いのにスーツにグラサン…?)
「は? ドンクライ編集部のカエデ、そしてMr.フリクリ大好きマンとは俺のことだろ?」
し、知りませんよ…。
「シャラップ!!!」
ひっ…ひィ!
「俺はなァ…4月4日(火)から、ここ渋谷GALLERY X BY PARCO で「フリクリ」好きな"クリ"エイターが集う展覧会、「フリクリクリ展」が開かれるって聞いた瞬間から、この日のために生きてきたんだよッ!!!」
(あっつくるしいなぁ…眉毛太いし…)
って、え、なんか眉毛についてますよ? ノリ…?
「アマラオだよッ!!!!!!!!
はぁ…アンタバカぁ? 『あ、アマラオだ!』って反応できないとか、この21世紀に何したらそうなれるんだよッ!? というか、フリクリ見たことあるのか? OVAとしてここまでガッチガチにキマッた作品俺は知らないんだよッ。『新世紀エヴァンゲリオン』で副監督を務めていた鶴巻和哉の初監督作品で、あれは思春期の「俺たち」なんだよ! あの岩井俊二監督からも評価を受け、海外での人気がかなり高いのも作品の特徴だし、単にアニメーションだからではなく、映像と演出で十二分に楽しめる。それに挑戦的な演出表現も織り込まれていて、カメラワークや漫画のコマ表現、さらにEDは実写コマ撮り。あのEDに出てくるベスパは鶴巻監督の私物らしいが、あの撮影のせいで壊れたのは有名な話で、
(クッソ長いので切りました※編集)
『フリクリクリ展』が待っている!!!
「ハァ…ハァ…まぁいい。こんなところでフリクリ談義している場合じゃねぇんだよ…オラ行くぞコラオラ!!!付いてこい!!!」
ちょ、マイク奪わないでくださ〜〜〜い!!!(会場にIN)
※ここからは会場で流れていた音楽を聴きながらの閲覧を推奨します※
オイオイBGM! わかってるじゃねぇか…!!! って…え?
おいおい、マジかよ...。
す、すげえええ盛り上がりじゃねぇか!
ハッ! さ、貞本義行さん!?
こっちには平松禎史さん!!!!!
おいおい、マジかよ!これ全部撮影していいの?後で怒られたりしない?
ん? ハイ、なんでしょう?(店員さんに話しかけられる)
え…これもらっていいんですか? ッファーーーーー!! NEVER KNOWS BESTシガレット型のクッキーとかめっちゃいい!!! 実際にたばこの「 NEVER KNOWS BEST」って書いて吸ってたよねーーーー!!
あ、こっちにあるコレは…第5話のコンテ!!!
今石洋之さんの絵コンテじゃないか!!!
あひゃ~~~~~~~!!見放題だ!! 全6話分のコンテがここにある幸せ!!時間が足りない!
やっべ!もうレベルが高すぎる…これを見ただけで映像のシーンが頭で容易に再生できる!!もはや早く家に帰ってフリクリが見たい!!
っとおーっとっとーーーー!!!! こ、これは伝説のマンガ演出シーンじぇねえかーーー!!
コラボアーティストのイラストも!
うひょーーー!こっちには、大好きなNC帝国さんメイクのヘルメット!え、被っていいの??ちょっと…もう…めっちゃ好み過ぎるんだが…。売ってほしい…言い値で買う。
あ、ORESAMAのジャケ絵でお馴染みのUtomaruさん!うわ~~~~これ見せてもらっていいんですか?絵柄と世界観のシンクロがハンパでない!!
オイオイ、こっちは物語シリーズのEDもやってたウエダハジメさんじゃん!フリクリのコミカライズはウエダさん…そのウエダさんのフリクリ絵が見れる2018年ってバグってない?だいじょうぶ?
物販もハンパないぜ!
あっあ…Tシャツ…かっこよい…今年の夏ずっと着回してたい…。
ステッカーもストリート感がイケてるし、フリクリ各話タイトルロゴのキーホルダーはマストバイでしょ!!(この後、2万円ほど購入)
あ、ガチャガチャだ!!! 全6種類だって…!?
カンチこい!カンチこい!
やったーーーーーーー!!!カンチきたーーーーー!!!
やっほーーーい!!フリクリクリ展、最高だよ!
終わりに…
「…」
あ、なんか、すいません、カエデです…マイク返します。冒頭エラソーなこと言ってすいません。
なんというか、全て忘れて楽しんでしまいました…。会場入る前はものすごくフラットな気持ちでいたんですよ、ほんとに。
でも、正直「フリクリクリ展」の文字見た瞬間から子どもになってしまいました。
いやね、間違いなく言えるのは、それくらい楽しくて魅力的な展示会なんですよ!
9月には『フリクリ』の新しい映像が2本も待っている中で、この展示会に来ないのはあまりにモッタイない!! 『フリクリ』好きならマストゴー。『フリクリ』知らなくても、これをきっかけに楽しめるはず。
ただ、『フリクリクリ展』は待ってくれない。なら、自分が行くしかないんじゃないの? 俺はいくぜ!明日も今日も明後日も!いろいろすまんかった!あばよッ!!!
あ、眉毛が…。
(のちほどカエデが美味しくいただきました)
「フリクリクリ展」
会場:GALLERY X BY PARCO (渋谷区宇田川町13-17)
期間:2018/04/04 (水) -2018/04/15 (日) 11:00-20:00
入場料:無料